活動報告
国際防災教育プログラムを開催しました!
5月19日に国際防災教育プログラムを開催しました!
今回は「災害はコントロールできないけど、私たちは地域の力になれる!」をテーマに学んでいきました。

災害が起きた時に限らず、外国人に対して親切心から「外国人のために何か支援してあげないと」と思う方は多いと思います。それはとても素敵なことだと思います。
しかし一方で、松山に住む外国人の方々の中には「私たちも part of Matsuyama(松山市の一員)。私たちはいつでも準備はできている。もっと私たちを巻き込んでほしい。支援される側ではなく、力になりたい!」と思っている方もいらっしゃいます。ちなみにこの発言は今回参加した外国人留学生からのものです。
「支援される側の外国人」という立場ではなく、「外国人が主導」になって地域防災を変えていく。そのために、今年度の防災プログラムのデザインを外国人留学生が主導になって考えてみよう。そういった話を中心にワークショップが行われました。
では、運営メンバーはどうしようか、過去12回の防災プログラムの中から影響が強かったものはどれか、それなら今年度の内容はどうしようか…
普段の進行はお招きした先生が中心となって行いますが、今回の話し合いの進行から早速、外国人留学生が主導となって行いました。

また、災害があったとき、緊急時など、どうしても繋がりが弱くなりがちな地域の外国人の方々へリーチするためにはどうしたらよいのか。地域に住む外国人の方々の中でも、外国人コミュニティは複数存在するが、そこに訴えるためのコミュニティとコミュニティとの繋がりが薄いためリーチする手段がない。また、コミュニティにリーダーが存在するわけでもないため、コミュニティの中の誰に訴えたらよいかもわからない。
こういった地域の課題についても話し合い、この防災プログラムを通して、外国人コミュニティの中にしか所属しない人たちも巻き込んで、いつ何時でも連絡しあえるような総合的なコミュニティを作っていきたい。
そんな新たな目標も見えてきた今回の防災プログラムでした。

ご協力いただいた京都大学防災研究所の中野先生、松山市市民防災安全課の皆様、ありがとうございました!今年度も引き続きよろしくお願いいたします。
次回の防災プログラムは7月27日(土)を予定しています。詳細が決まり次第、イベント情報より告知いたします!